有名人でも何でない自分が囲われるなんて想像もしてなかった。
むしろ、囲まれる経験なんてある人の方が少ないだろう。
あっても裏路地で金銭の強奪で囲まれるくらいだ。
もちろん、危険なものではなく、非常に友好的な囲われを経験した。
何故、これが起こったのかは記憶してない。
いつもの店とは違うところで囲われた。
今まで自発的に行った誕生日バーと、無職バー一周年記念、
自動発生した語られるバーがあったが、そのどれとも違う客層で構成されていた。
1年もやってると層も拡がっていくことを実感した。
このときの俺は珍しく良好で囲われてしっかり話すことができた。
一応、主役として振る舞えるエネルギーはあった。
が、1番初めに来たのは自分で、一人だけの空間で囲われるのを待った。
イベント名とその状況を合わせてみると非常にシュールである。
俺を囲んでいるのは無だけだった。
しばらくして、会社帰りと派遣バイト疲れの男たち2人が来た。
華やかさとは縁遠い席となった。
この世で最もくたびれた囲われとなった。
ただ、貴重なのが、常連客と常連バーテンダーの2人だったので、
違う視点でイベントについて語れた。
感想と運営の仕方について生々しく聞けたので、いい囲い持ったと思った。
それから4名追加され、何とか華やかさも保てた。
これは俺の集客でも何でなく、お店と企画者の徳が成せる業だ。
あと、俺に収益はなく、ただの客としての参加でもある。
最終的にはメンバーがどんな立ち位置と性質と役割を持った人たちなのかで
話になり、ふんわりとそりゃそうだよなぁと思いながら話の光景を眺めてた。
ざっくりしたところまであってるけど、それは結果論であり、
その人のロールになるまでの成り立ちはもっと細かいものがあるのでは、
と思いもしたが、そこまで話そうとすると余裕で夜が明けてしまうので、
話すことはなかった。また、口を挟むタイミングもなかった。
と、自分主体のイベントを複数こなしたが、客層がバラエティーすぎる。
自分の性質に適したキャラは把握してるが人のつながりでここまで豊富に人が集まるものか。
多分、この辺りで満足することもできるが、ちょっと他の人に存在感で負けたくないのと、
このまま駆け抜ける方が面白そうなので、引き続き人を開拓したい気持ちになった。
謎の方向に忙しくなるけど、果たして実生活が安定する日は来るのだろうか。
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