2019年8月25日日曜日

去年の冬に飲んだ自販機で買ったオニオンスープの感想を今頃書く


(去年の冬に書いた記事を発掘して、載せてるため非常にあいまいな記憶の基で再構成されています)

寒い。寒すぎる。
冬も年末から容赦がなくなり、外に出ると「寒い」以外、思うことがなくなる。


玄関開けたら寒い。歩いたら風で寒い。信号待つと寒い。息すると寒い。
寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い。
せめて気だけでも紛らわしたい。
自販機でコーヒーでも飲むか。






…。



何故だろう。コーヒーを飲む気にとてもなれない。
そもそもなんでこんな小さいんだろう。
他の炭酸飲料とかはもっと入ってるのに、コーヒーは一回り小さい。
だけど、お茶ではダメだ。どうせ買うならもっと手間のかかった、普段飲まないものが飲みたい。
コーヒーは家では飲まないけど、小さいから嫌だ。許せない。



さて、どうしたものか。
…あー、コーンスープか。あるよねぇ。ただ、コーンが飲み終わる寸前に、フチに引っかかって、
残り少ないスープを利用してコーンをうまく浮かして移動させて、口へと運ぶ作業がストレスだ。
その辺が障壁になり、買う気が失せる。しかも、せこい話、コーンがスープを侵食しており、
飲める部分が、液体100%の飲料と比べると少ない。嫌だ。俺は金がないんだ。



他の飲料と同じコストで、かつ飲料として満足できるパフォーマンスが求められる。
人間の純粋な欲求として、何も犠牲せずに全てが欲しい。
しかし、量は仕方ない。コーヒー缶と同じサイズでも、味に満足度を求めることにした。



ん?何だこれ。オニオンスープ…?



今まで、スープ系飲料自体が邪道だと思い、買わないでいて、コーンスープくらいしか
飲んでこなかった。まして、オニオンスープなどに目を向けたこともなかった。
だが、異常に飲みたくなっている。
温かくて、かつ新鮮な出会いを求めてというのもあったが、
おそらく金欠生活により、野菜が不足してるせいだ。
本能が食物繊維を求めている。頭の中でとろけたオニオンスープを想像するだけで、いてもたってもいられなくなる。



こうして吸い込まれるように買った自販機のオニオンスープ。
意外とうまい。
家やレストランで飲むスープに瞬間的なおいしさなら上回っている。
しっかりとタマネギの味が口の中に広がる。もっと香りだけとか薄味だとか思っていたが、
タマネギの存在を感じられた。
そして、喉元を通り過ぎた後に感じる香り。これは化学調味料の後付けのものではない。多分。
飲み干した時の幸福感。落ち着いた気持ちになる。
他のスープ系飲料もあるが、自分の好みはこれだけで、他だと何かが違う。
コショウの味付けなども利いており、味が整っていた。



そこで、個人的に曖昧に記憶に残ったスープ系飲料3種について書いていく。


【ビストロボス】


やコーヒーにとどまらず、お茶などその他飲料にも販路を拡大させているブランド。おそらくスープ系に手を出したのは去年からのはず。



味はというと、胡椒やたまねぎの香りが呑んだ瞬間に味わえる。だが、飲んだ後の余韻であるのど越しや後から来る香りなどは弱かった。
何となく、コーヒーメーカーの出した、キレのある一品であり、刹那的な飲み心地を
大事にしたかのような一品であったが、包み込むようなスープならではの丸みが足りなかったように思える。
どこか浅くリピートには繋がらなかった。

【じっくりコトコト】


スープ系といえば、老舗強豪メーカーポッカコーポレーションが出したこちらであろう。
口の中に広がる玉ねぎの口当たりの良さ、コンソメの香りは口に含んでいてとても満足感があり、
さすがという印象。また、実際の玉ねぎの触感も楽しめ、こちらもスープ部分と合わせ、2倍味わえる。
スープ系飲料を買う人で嫌う人はいない無難な一品。


【濃厚deli オニオングラタン風スープ】



コーヒーで有名なダイドーが出したこちら。
自分のリピート率はダントツに高く、これが売っている近所の自販機はほぼ記憶していた。
グラタン要素が他のスープ系飲料と違うせいか味が強い。
オニオンというより胡椒の強さがあるが、飲んだ後に来るオニオンの香りが楽しめる。

何度飲んでも色んな角度で味を楽しめるため、ついつい買ってしまう中毒性がある。
味わいたいとき、惰性で何も考えずに飲みたいとき、全てのシーンに応えてくれる。
コーヒー以外の冬のちょっとした楽しみを教えてくれた、季節限定の相棒であった。




以上が自分が飲んだスープ系飲料だ。コーヒーと違って、刺激で満足するのではないため、
とてもリラックスできる。
これらを飲んでた時は今頃タピオカが流行るなんて思いもよらなかったが、

冬の辛さを和らげてくれたスープ系飲料はちょっとした贅沢を教えてくれた自分だけの思い出になった。

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